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面接記録の内容

前回は面接の記録についてお話しましたが、記録の内容についてです。

 

たくさん記録して詳細まで記録すればよいというものではないです。

浅すぎてもいけません、ではどうしたらよいのか。しっかり要点を記載する必要があります。

その要点とは、主訴です。

どういう問題で来訪したのか、これがわからなければどうしようもない。

しっかり主訴を記録しなければならないのです。

 

第二にその問題に対するクライアントの態度です。クライアントの主訴の受け取り方をしっかり記録します。

 

第三にクライアントとのリレーションです。

防御機制はなかったか、抵抗はなかったか、リラックスして自発的に感情表現できたか、カウンセラー自身もリラックスして対応できたのかを記録します。

 

第四は、クライアントの洞察力です。まったくひらめきのない人、カウンセラーのフィードバックに打てば響くような答えが返ってくる人、気づく能力がどれくらいであったか。

その時のカウンセラーの対応はどうであったか。

 

第五は非言語的表現はどうであったか。表情、服装、マナーなどを記録しておく。

 

その後に処置を記載する。

解釈、助言、リファー、などである。

 

最後に所感です。所感とは主観であるので、カウンセラーが感じたことを記録しておきます。次回面接があればそれを読み、カウンセリングの態度の参考にします。

最後に面接記録の秘密保持には十分注意が必要です。PC入力の際にはパスワードをかけるなどしておきましょう。