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リファーについて
カウンセリングの中でも重要な事項にリファーがあります。ぜひ知っておいてくださいね。
リファーとは
他に依頼する、つなぐという意味である。
次のような場合はしかるべきところにリファーするのが、クライエントに対する援助である。
どんな場合にリファーするのか、であるが自分には手に負えない、専門分野ではない、時間がないなどが考えらえる。
精神疾患らしいと思うときは、さっさと精神科医にリファーすることである。
そうは言ってもどう判断したらよいのか、カウンセラーに見分けがつくのだろうか。一つの判断基準を持たなければならない。
第一に病識の有無である。自分はまともである、世間はおかしいというたぐいである。次に幻覚幻聴である。「壁があいつを殴れと言っているとか、天の啓示があって人を殺せ」とかの類である。
また、場所観念の乱れである。他人の家でも裸になってしまう、平気で冷蔵庫を開けてものを食うなどです。
自殺願望の強い人です。
死にたいという人に限って死なないものであると高をくくってはだめでる。
真っ先に精神科医にリファーです。
法律問題が絡んでいるケースです。
離婚の手続き、遺産相続、財産のいさかいなどはカウンセラーには手に負えませんし、関わるわけにはいきません。弁護士をリファーしましょう。
自分の得意範囲を理解する。
心理療法はできるがキャリアコンサルティングは苦手であるとかの場合はしかるべき専門家にリファーすべきである。自分が何ができて何ができないかを理解することが大切である。
時間の問題がある。
引き受けたくても、別の仕事や、カウンセリング予約で一杯である場合は、新たにカウンセリングをやると中途半端のいいかげんなものになってしまうので、時間にはよく注意することである。
リファーする際も、クライエントに拒否感を与えないことである。それは、カウンセラーに拒絶されたとか、軽くあしらわれたとかの気持ちを抱かせないようにすることです。この場合は、リファー先がだめならまた私の所に来てくださいという感じで接することです。
リファーひとつとっても、難しいですね。研鑽あるのみです。