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カウンセリングの技法、質問

カウンセリングの技法のひとつに質問があります。

今日はこの質問についてお話します。

 

カウンセリングにおいては、質問をして相手を助けるために必要な情報を入手しなければなりません。

質問しないでただ聴いているだけでは、相手はきっと満足しないでしょう。

質問するからこそ、相手も自分に関心を持って聴いて貰えているのでと思うのです。

カウンセリングの指導者によっては質問は極力しないほうがよいと指導する方もいるようですが。

相手も聴かれたら答えようとか思っている場合もありますよね。それは聴かれなかったから話さなかったとか。質問ばかりしていたら尋問のようになってしまいますが。

 

質問の仕方ですが、相手がはい、いいえで答えられない質問をするほうがよいです。開かれた質問(オープンクエスチョン)と言います。「独身ですか」「会社員ですか」などの質問は、はい、いいえでしか答えられない。答えるほうは尋問のように感じるかもしれません。

例えば先の例で言えば「独身・・」ときけば、その後に「そうなんですよ、なかなかいい人がいなくて・・・」と会話が続きます。より多くの情報量が引き出せるのです。

 

質問のカウンセラーの興味だけで質問してはいけません。話の流れに関係なく、断片的に「学歴は」「お子さんは何人」「家族の職業は」などはカウンセリングに直接関係なく、断片的に聴いても意味がありません。自分を満足させるだけの質問になってしまいます。

もし質問してクライアントの声のトーンが変わったり、顔色が変わったら、その質問をした理由をしっかり説明して理解を求めましょう。ただ興味本位で聴いているのではないことを。

 

留意点として、相手の嫌がるような質問は後回しにして最後のほうにすることです。まずはリレーションを作ってから。

質問を駆使して、クライエントの問題の核心に行きつき、その原因を突き止め、すこしでも楽にしてあげたいものです。

試行錯誤しながらでもチャレンジしてくださいね。