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沈 黙

カウンセリングの最中の沈黙辛いですよね。でも大丈夫です。

長い間沈黙が続くとカウンセラーは耐えられなくなってしいますよね。

なんかこちらから話さなければならない感じがしてついつい話しかけてしまう。

しかも、あまり意味のないことを。それでカウンセリングが違った方向に進んでしまい、悪い方向に行ってしまう。それを避けるためにも沈黙への対処の方法をしっかり知っておくとよいのではないでしょうか。

 

沈黙でも決してクライアントが沈黙しているとは限りません。音声的には空白ですが、心の中には動きがあります。その動きをカウンセラーが意味のないことを話しかけて中断してはいけません。

 

クライアントがどういうふうに表現しようかことばを探している沈黙は心では動いているのです。また、カウンセラーの言葉を心の中で味わっている沈黙もあるのです。

しかし、意味のない沈黙もあります。この場合カウンセラーは積極的にその解消に努めなければなりません。

 

それを見極めたうえで、クライアントが最後に発した言葉をもう一度ゆっくり繰り返してみる。そうすることで段々と会話が軌道に乗ってくることがあります。

 

沈黙の原因と推察される言葉を出してみることです。「こんなこと話したら恥ずかしい」「私が気に障ることを言いましたか」などをゆっくり話していってみることです。

 

日常の会話から入り直してみるのも一つです。「最近眠れてますか」とか「体調はどうですか」などでラポールをつくってみましょう。