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第三者的観察
カウンセリングを勉強するうえで欠かせないのが逐語記録です。
これはクライアントとのやり取りを、二人のリレーションの構築から、問題の本質に迫っていくプロセスを観察するための方法です。
録音したものを紙に書いて一語一語検討していったり、テープを聞いたりと方法があります。上級者のテープを聞いたりするうちに、こうすればいいのかということがわかってきます。
次に事例研究です。
面接開始から終結に至るプロセス全体を記載した紙を使用して行います。
ケースワーク的な事例、コンサルティング的な事例、カウンセリング的な事例など様々なケースを学ぶことができます。
この事例研究の一方法としてのインシデントプロセスも有効です。
事例の進展を段階ごとに示して、考えさせてから次の段階へ進むやり方です。
しかし、これらは間接的な観察であり、直接的な観察ではない。そこであるのが場面観察です。カウンセラーのそばに座って直接観察する方法です。
クライアントが許可を貰えなければできませんので注意してください。
これだとカウンセラーとクライアントの直接の息づかいが聞こえて大いに参考になります。
なかなかクライアントが許可することが少ないですが。