皆さんこんにちは。ご覧頂きありがとうございます。

スーパービジョン

本番の面接では理屈は分かっているのだがなかなか思うようにいかないものです。知らない間にクライエントを害することもあります。

そこで面接が終わったらスーパービジョンを受けることをお薦めします。

経験豊かなスーパーバイザーを見つけて自分の気付かなかった点を指摘してもらうのです。

でもなかなかスーパーバイザーなんて見つからないですよね。

その時は同僚でもよいので、面接状況を語って聴いてもらってください。語っているうちに自分で気づくこともあります。

それほどに言語化することは洞察を助けてくれます。スーパーバイザーが同僚であってもスーパービジョンのセッションを持たないよりはよいと思います。

人間は自分の事は気づかなくても他人のことはよく気づくものです。

 

一対一のスーパービジョンが難しい場合は、一人のスーパーバイザーが数人のスーパーバイジーをスーパービジョンすることもあります。この場合は、面接経過を要領よくスーパーバイザーに報告しなくてはなりません。

クライエントの問題は何か、その問題をクライエントはどうとらえているのか、リレーションはどうであったか、クライエントの洞察力はどうであったか、表情・ジェスチャーはどうだったか、家族構成・職歴・現在の職業に問題解明のヒントはあったか、カウンセラーはどんなことをしたのか、こういうことを手際よく報告すれば必要なスーパービジョンが受けられる。

 

近くにスーパーバイザーがいない場合は、仲間どうしでスーパーバイズしあう方法もあります。

コメントは良かった点を言ってあげてから、改善すべき点を言ってあげることです。

また、「自分はこうしている」、「自分の場合は」など自分の体験を語ることです。

Iメッセージで伝えてあげてください。でないと単なるつるしあげに終わってしまいます。

このようなスーパービジョンからは得るものは何もないです。皆さんも注意してください。